最近のダイエット理論について1
最近のダイエット理論ですが、進化しています。
長らく、カロリーコントロール議論や、ハードワーク理論が支配しており、
その究極系がライザップにあるのではないかと思っています。
実際、私も5年前におそらく今のライザップの原型となるダイエットをしたことがありますが、1か月に6キロ痩せました。
それも、96キロ → 86キロ までダイエットした、その先のダイエットのプロセスになります。
あれは確かに痩せますが、週2回、過酷な筋トレの上で、30分間のバイク漕ぎ。それもハードテンションです。終わった後は仕事も何もできません。
食事は、とにかく炭水化物カット、魚、鶏肉中心。野菜も緑黄色はだめ、酒は焼酎のみ。空腹が続くので、酒量は増えていった気がします。
確かに、体型がみるみる変化し、スタイリッシュな服が着れたり、片足スクワットができたり、良いことばかりです。
それで、1日、焼き肉を満腹まで食べ、締めのラーメンを食べた翌日、体重が4キロ増加していました。ボクサーなどの減量も、計量後、一気に増量してしまいます。それと同じようなことかと。
極端な食事制限はやめて炭水化物カットをやめてから、7~8キロ、ハードな筋トレを続けていたのに増えてしまいました。
そんな中で、炭水化物ダイエット、ケトン体ダイエットとか、いろんな理論が出てきています。グルテン(小麦の中に含まれるタンパク質の一種)フリーなども出てきていますね。
お医者さんが出てくるテレビ番組でも、ご飯はダメだとか、一方、3食必ず食べるべきだとか、いろいろな説が出てきているのが現実です。日々の生活の中で取り入れることができて、空腹感やら気力やら維持し、毎日仕事しながらやっていけるような方法があるのかどうか、、、
いろんな本を読んでいると、なるほどと思う反面、販売を促進する意味で、偏った方法をとっています。ある意味、ライザップも非常に偏った方法です。そうでないと、インパクトがないし、売れないのです。それに相当な努力を要します。
新理論のおいしいところをかいつまんで、楽な方法があれば良いと思います。
そんな方法を考えてみます。
ダイエットについて
私はこのブログで、
・ダイエット法や生活習慣改善について
・脳、心臓、血管系疾患の検査と予防、治療法
・がんに関する検査と予防、治療法
の時事の話題について、書いていきたいと思っています。
ダイエットについてですが、
私自身、116キロから79キロまでの減量をしたことがあり、
そこから96キロまでリバウンドし、また、79キロまで減量し、
さらに、100キロを超えるリバウンドを経験したことがあり、
さらにそこから減量中、というステイタスにあります。
さらにはその間の健康診断のデータも、持っています。
太り方も痩せ方も、健康への影響も知っているということになります。
最近、「自分をハックして減量法、健康法を発見した」
という本が話題となり、駅の本屋さんでも売っています。
私も自分の体をハックして、太り方、やせ型を研究してきました。
そういう背景のもと、ダイエットについて、語っているとご理解をいただければと思います。
吉野屋の牛丼の具は身体に悪くない?
吉野屋ホールディングスの発表、日経新聞でも取り上げられました。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1309848
牛丼の具を長期連続摂取(12週間)摂取しても、体調は悪くならないとの発表です。
平均年齢45歳24名の方々。
これは牛丼の具を一日一食必ず摂取するというもので、他の食事内容や飲酒、運動、サプリメント等の摂取などこの他の生活習慣も加味した上での、考察とのこと。
これって、具ですよね?牛丼の具は牛肉と玉ねぎのイメージ。
牛肉はよく煮込んでおり油は少なそう。あとは玉ねぎで、味付けが、塩分、糖分多い印象ですが。
牛肉と玉ねぎだけを一日一食どこかの食事に入れた(追加した)から、体調が悪くなるということはあり得ないです。
そこにご飯があるかどうかが重要なわけです。
実際に、一日3食プラス、大盛り牛丼を深夜に召し上がった方がいらっしゃいます。
http://trendripple.jp/17410.html
一か月で8キロの増量に成功されたようです。
しかし、健康診断の血液検査等の結果はオールA判定だったとのこと。
この二つの結果からは、
・牛丼の具のみを3か月連続プラス摂取しても体重、血液検査等のデータには影響がなかった
・大盛り牛丼を1か月連続プラス摂取した場合体重は激増するが、血液検査等のデータには影響がなかった
ということがわかりますが、
私からすると、
・煮込んだ牛肉と玉ねぎを多少味付けが濃くても、それを一食分食べただけでは、太りようもないし、血液も悪くなるはずがない
・夜中に大盛り牛丼を(3食に追加して)食べて太るのは当たり前で、しかも、1か月の段階では、血液検査の数値への影響がでないことはあり得るが、その状態がずっと続く保証はない。
ということになります。
ハンバーガーが不健康食であることは、マクドナルド自体も認めているようで、
CNN.co.jp : 「ハンバーガーは不健康」 米マクドナルドが従業員に助言
それにつられて吉野屋の牛丼への悪影響を心配していると思われますが、
牛丼の具だけで身体の調子が悪くなることはあり得ないと断言できます。
これを日経新聞が取り上げているのですから、すごいことだと思います。
また、短期間に8キロ増えた人が、その状態をずっと続ければ、おそらく、血液検査等の数値は悪化するでしょう。
Healthcare Secret
最近、テレビ番組では医師が数多く出演する医学、健康番組が大流行りです。
医師がテレビ出演して色々語っていても、現代の医学は、医師一人一人の専門領域は非常に限定されているのが実情で、医師も万能ではありません。
自分にとって正しい医療や健康法にたどり着くには、テレビに出ている医師の言っていることや、かかりつけ医の言っていることを鵜呑みにしたり、ネットや書籍に書いていることを信じ込んではいけません。
自ら情報収集して自らの身体を実験台にして、実感できるものを検証していかなければなりません。
私は現役のヘルスケア企業の社長で多くの医師の友人があり、スーパーメディカルコンシェルジェとして患者さんに寄り添い、一緒に医療に悩んだ経験や、自らを実験台にしたダイエット、健康法の体験があります。
医師の本音や裏事情に精通するものでしか書けないことがあります。
よろしくお願いします。