朝食取らないなら昼食/夕食はどうなる?
朝食を抜いて、午後1時のプレゼンの前に高血糖の食事をして体調が悪化したという話をしましたが、
結局のところ昼食のあり方と言うのも大きなポイントです。
朝食を抜くことを否定する論拠に、空腹の反動で昼を食べすぎてしまう。
ということがあります。
「できる男は超小食」「シリコンバレー式」に共通するのが、固形物摂取を前日夕食から16時間くらいあけた方が良いということ。
「超小食」では、一日1食とは言いながら、2食までは許容しています。しかし、16時間あけたうえで、昼も少量であることを説いています。
私が理想のランチとして推奨するのが、
・サラダ
・焼き魚
・納豆
・味噌汁
・ごはん少量
のようなランチです。良く、野菜3 タンパク質2 炭水化物1 と言いますが、
このバランスで、昼と、夜、やってみますと、体重はみるみる減少していきます。
さらには、この食事のリズムに慣れてくるにつれ、次第に、朝、腹も減らなくなってくるのです。
このメニュー、典型的な日本の和食(よくゴルフ場など朝のメニューにある「和定食」)ですね。要するに理想的とされる朝食を昼に持ってくるということなのです。
ただし、この食事のポイントは、ご飯の量は少なめに、ということです。ゴルフ場の和定食並みにご飯を食べてはいけません。かつ、野菜の量は多目にということです。
すなわち、前の晩から朝食を抜き、相当長い時間食事をしていない、空腹状態で迎えたとしても、そこで、ご飯をがっついてはいけないということなのです。
実際のところ、野菜を一番先に食べ、味噌汁、魚などの順に食べていけば、ごはんは少量でも、問題ありません。お腹が満たされないと言うことはありません。
我々は、一日3食規則正しく、バランスよく、という幻影におびえ、どうしても、毎食、主食である白米や、パンなどを「食べなければいけない」と考えてしまいがちですし、ご飯を食べないとお腹が満たされない、という感覚を持ってしまいます。
実際のところ、この私が推奨するランチの、ご飯がないバージョンもやってみましたが、慣れてくると、空腹感というのはほとんど変わりませんでした。
さて、その次に来る、夕食なのですが、これは最近のダイエット理論では、昼食後6時間以内に食べるというような考えになっています。そして、夜8時にまでには完了しなければならないと。
これはなかなか難しいです。どうしても、お付き合いの酒席などがあれば、夜8時以降、全く食べないというわけには、行きません。酒も飲まないわけにはいきません。
ダイエットをしているからと言って、あまり食事に手をつけないというのも、つまらない奴だ、とか自分勝手な人間だと思われかねません。
そういう時は、ひたすら、サラダや、たんぱく質のものを好んでせっせと食べることです。
そして翌日の朝食を抜く。こちらがきわめて重要です。
夜の会食で食べて、その消化/吸収に充てている時間帯に、朝食をとってしまうことは、胃などの消化管に二重の負荷をかけるだけではなく、エネルギーも過剰摂取になってしまうということです。太るうえに、体力を奪われるというわけです。これで朝から平日は仕事をバリバリ、休日はゴルフで良いプレーを期待することは難しいです。
Healthcare Secretでは、ある意味常識とされる健康・医療に関する固定観念を斬っていきますが、朝食至上主義への疑問は健康法を考えるうえでの非常に大きなテーマだと思っています。
3食規則正しく、主食(炭水化物)を中心にバランスよく、が違うのではないのかと言うことです。
私は朝食を抜き、昼以降を野菜3、タンパク質2、炭水化物1のバランスでやってみましたが、体重が減ったうえで、もともとお腹を壊しやすい体質だったのが治り、さらには午前中の(仕事/遊びの)パフォーマンスも上がりました。
とにかくお腹の壊しやすさは、大変なもので、通勤電車を降りてトイレに駆け込む、ゴルフ場でもひどいことになったこともあります。これが、朝食を抜いて、1日2食にして、野菜を増やしただけで、治ってしまったのです。
持病の逆流性食道炎もよくなり、タケプロンという薬にお世話になることも、減りました。
それも、数日間で見られる体調の変化として、あらわれました。
一日3食、とは何なのでしょうか?