最近のダイエット理論について2
いきなり3冊紹介しました。
本の購入を勧めているわけでは、もちろんありません。
最近のダイエット理論の中で秀逸なものと評価しているものです。
一冊一冊ごと読むと矛盾点が出てくるので、まとめて整理してみますと、
・朝食は食べない
・一日一食が理想だが、二食にする
・前の夕食から次の昼食まで、16時間あける
ということが基本になっています。
これを医師を含めて、他人に話すと、朝食を抜くなどありえない。
朝は低血糖で倒れる。朝を抜いたら、仕事にならない。
という答えが返ってきます。
昔なら、朝のフルーツは金、とか、夕食は抜くべきだが朝食は食べるべき。
朝ごはんならいくら食べても大丈夫、等、朝食を一番大切にすべきという健康法が常識とされてきました。
また、食事は一日三食規則正しく、バランスよく食べるべき、等、管理栄養士の誰に聞いても回答は同じです。
私のようなヘルスケア業界に身を置くものであっても、一日三食論は極めて強い神話となっています。
しかし一方で、一流のアスリートは朝食をとらないなど新しい考え方が出てきています。朝は前日にとった食事の消化・排出に専念すべきであり新しい食べ物を体内に入れてはいけないと。
また、人間は飢餓状態になるとサーチュイン遺伝子と言う長寿遺伝子が作動し、身体が活性化するのだと。だから空腹の方が人間は頭がさえ、バイタリティも上がるのだと。若々しくなると。
夜の会食の多いビジネスマンの中でも、朝を食べると太るから、と言って朝を抜く人が多いです。
朝ごはんを(たくさん)食べないといけないという人の多くが、朝食べないと空腹度合いが強くなり、昼を食べすぎる。と指摘します。結果的に太ると。
エネルギー代謝効率が、一日の食事数を減らすと、悪くなる(食事回数が減ると、エネルギーを蓄える力が強くなる)という説もあります。
とにかく、朝を食べないと体が持たないということは多く言われます。
実際に、健康診断の時に、空腹時血糖や脂質代謝を調べるために、また人間ドックの内視鏡を行う際には、前日夕食後から食止めとなり、検査開始時刻が遅くなると空腹のためにストレスをため込み、医療機関でクレームをつける方も多くいます。
はたして、朝食は絶対に必要なのか、それとも、取るべきではないのか。
最近のダイエット理論を考えるうえで、いきなり重要なテーマです。